こんにちは。
やまざきたかし( @yamazaki_1205 )です。
2017年シーズンから加入の、埼玉西武ライオンズ源田壮亮選手が2018年も躍動しています。
入団当初から評価が非常に高かったのは守備。
ショートの守備位置は内野の中でもディフェンス面が重視されます。
このショートのポジションが中島裕之選手の退団以来固定できず、一つの大きな穴となっていました。
その部分影響もあってか、2016年にはチームのエラー数が球界ワーストの不名誉な記録を作ってしまいました。
そんなショートの守備位置。
守備力では永江恭平選手にアドバンテージがあり、田辺徳雄氏が監督の時代も大きな期待を持たれていました。
曰く、「.250でレギュラー。.230でもいい。」
しかし、打率は1割台でレギュラー奪取とはなりませんでした。
他にも外崎修汰選手や呉念庭(ウーネンティン)選手、鬼崎裕司選手など、候補は次々と出るも定位置獲得とはならなかったのです。
そんな中、社会人野球のトヨタ自動車を経て、ライオンズにドラフト3位に入団した源田選手が開幕ショートスタメンの座をゲット。
攻守にわたる活躍で、ライオンズファンの心を鷲掴みにしています。

今回は、源田壮亮選手の魅力に迫ります。
(※目次の項目をクリックすると、その箇所をすぐに読めます)
源田壮亮壮亮選手の魅力
源田壮亮選手の守備
冒頭で触れたように、入団当初から守備については高い評価でした。
その期待を裏切ることなく、堅実なプレー・アグレッシブなプレーの両方を見せてくれています。
特に、三遊間の深い位置から素早い送球で内野安打を防ぐプレーは圧巻。
これも含めたプレーは、既に「パ・リーグTV」でも特集動画が作られるほどです。
現役時代に守備の名手としてゴールデングラブ賞の常連だった辻発彦監督は、源田壮亮選手の守備について、こうコメントしています。
いいところはまず守備力です。具体的に言うと、スローイングがいいですね。ショートは、時にジャッグルしたり無理な体勢になりながら慌てて投げないといけないポジションで、どうしても送球ミスが出てしまうものですが、彼には送球の安定性があります。また、打球の判断がいいので、三遊間の深いところからでもアウトが取れる。難しいことをいえば、ボールとの距離感、間の取り方が非常に長けています。
引用:埼玉西武ライオンズファンクラブ広報誌「Lmagazine」2017 vol.1
源田壮亮選手の走塁
走塁に関しては、リーグトップを争う盗塁数に加え、内野安打や三塁打の多さにも素晴らしさが出ています。
守る方としては、ライオンズの強力なクリーンアップとの対戦時にランナーとしていられるとイヤでしょう。
時には「三盗」も決めます。
走塁の特集も「パ・リーグTV」が作っています。
源田壮亮選手の打撃
守備とは一転、打撃について入団当時の前評判は低いものでした。
社会人時代にトヨタ自動車で9番を打っていたことからもそれが見て取れます。
実際、ショートの守備負担や新人選手の負担、打撃への期待値から開幕当初は下位打線にいました。
しかし、状況に応じた打撃ができることや、当初は2番に座っていた田代将太郎選手の状態が上がらなかったこともあってか、4月中には2番に配置転換されることになりました。
その後は秋山翔吾選手との「1.2番コンビ」でヒットを量産。
打撃面でも非凡なセンスを見せるという嬉しい誤算でした。

辻監督は、源田選手のバッティングセンスについても高評価をしているいます。
バッティングに関しても状況に応じたバッティングができていますし、野球センスを感じます。非力なところはありますが、それは試合に出ていけば克服していけるものですし、もっと力強くなったり、対戦するピッチャーのことが分かってくれば、さらに力を発揮してくれると思います。
ライオンズファンクラブ広報誌「Lmagazine」の源田壮亮選手インタビュー
埼玉西武ライオンズのファンクラブでは、広報誌「Lmagazine」が送られてきます。
2017年シーズン開幕後最初に送られてきたものを見てビックリ!
いきなりスペシャルインタビューの対象となっていました。
その見出しがさらにすごい。
堅守を担うかけがえなき存在に。
「かけがえなき存在」なんて、ありそうでなかなか見ない表現です。
固定できなかったショートの守備、崩壊していた内野守備のピースをピタッと埋める登場なのがよく分かります。
インタビュー自体は、どちらかというと、開幕当初の緊張感にフォーカスした内容でした。
ですから、今後は攻守に大活躍している様子にフォーカスしたものがどんどん見られるといいですね。
【シーズン別】源田壮亮選手の活躍を追う
源田壮亮選手の2018年シーズン
2018年7月11日、ルーキーイヤーから続いていたフルイニング出場記録が221試合に到達しました。
長嶋茂雄氏の210試合を抜く単独最多記録です。
「2番ショート」として、攻守の中心を担っています。
源田壮亮選手の2017年シーズン
ショートのポジションとしては史上初となる、ルーキーでのフルイニング出場を達成。
155安打は、新人の安打数として、あの長嶋茂雄氏を抜くという偉業になりました。
さらに、盗塁数はリーグ2位となる37個を記録。
夏場以降エラーが増え、結果として21の失策を記録してしまったものの、走攻守での貢献度はチーム随一といっていいでしょう。
そして、何と言っても野手からの選出として19年ぶりの新人王を獲得することになりました。
源田壮亮選手のプレーを見逃すな!
2017年シーズンから指揮を取る辻発彦監督の源田壮亮選手への評価は非常に高いです。
就任のタイミングもあって、「辻野球の申し子」となる素質を秘める源田壮亮選手の活躍は今後も要チェックと言えるでしょう。
実は、個人的に「キリのいいタイミングでフルイニングの出場記録を終わらせてあげてほしい」気持ちもあるのですが、ここは辻監督の判断を信じましょう。
2018年シーズン以降はマークも厳しくなるでしょうが、そこは持ち前のタフさで乗り越えてほしいです。
それではまた。