こんにちは。
やまざきたかし( @yamazaki_1205 )です。
このブログで何度か取り上げている作家の浅見帆帆子さんによる『あなたは絶対! 運がいい3 誰でも思い通りの人生を生きている』を読みました。
前の2作を何度も読み他の作品も読んでいるのですが、やはりいいですね。
何か新しいことが書いてあるわけでないのにそう感じるのは、エピソードや表現がアップデートされているから。
本書でも触れられている「引き寄せ」の話題について興味を持ったのは「嫌な予感」を見事( ? )に的中させてしまった経験があるからでした。
「それなら“良いこと”だって同じように実現させてもいいじゃない」と感じたのがスタート。
とはいえ、人間ほとんどの人が不安や疑念を持っているものでしょう。
そのあたり、無理矢理「ポジティブシンシングだ! 」「ネガティブは撲滅! 」のノリでいては疲れてしまいます。
自然体でいながら夢を実現したい人にオススメしたい一冊です。
第1章 あなたは本当に自分の望みを考えているか
まず、この質問に対して答えが「イエス」なら、ぜひ本書を手にとってほしいです。
学生時代の授業中、たった一問だけある「絶対に当たりたくない問題」に限って当たったことはありますか?
この章のタイトルには「望み」という言葉が入っています。
ただ、この辺りのカラクリを理解しないと、引き寄せや願望の実現をいくら学んでも「やっぱり自分にはできないんだ、関係がないんだ」と疑念に駆られてしまうんですね。
ぼくのメンターの一人である方の表現を借りれば、「“願い”は叶っていないかもしれないけれど、“思い”は叶っているんだよ」とも言えます。
被害者意識が強い分野はどうしてもこのワナにハマってしまいがち。
せっかく持っている強い想いは、うまく軌道修正して使えればいいですね。
第2章 引き寄せの力を効果的に使おう
ぼくは、たとえ冗談であっても良いことがあった時に「これで運を使い果たしちゃったな」と言いません。
「言葉の力」といったこともありますが、わざわざ不利になることを口にしなくてもいいと考えているからです。
この章では「引き寄せ」に関してついつい考えてしまいそうなことに対し、良い意味で釘を刺してくれる内容が取り上げられています。
具体的には以下のような内容です。
- 「人としての高尚な望み」と「物欲」とでは、どちらがかないやすいか?
- 「良いことと引き換えに悪いことが起こる」は間違い
- 「比較的恵まれているから、これ以上思ってはいけない」のでは?
- 「人の役に立ちたい」という思い方の落とし穴
- 誰かを貶めたり、嫌な思いをさせる望みは引き寄せられるか?
第3章 どんなときも気持ちのよい波動を維持する
「プラス思考だ」「ポジティブに行こう」を窮屈に感じてしまう人には、第3章がオススメです。
すべての物事を、あなたがこう思うことで自然に達成することができます。
- 心地よくなるように捉える
- 楽になるように捉える
- 楽しくなるように捉える
- 明るい気持ちになるように捉える
- ホッとするように捉える
あるいは、ピッタリくる表現を見つけてしまうのもいいかもしれませんね。
第4章 目の前の「今」が夢実現につながっている
気にする方が良いことと、気にしすぎない方が良いことがあります。
これは人によってスタート時点が異なりますから、気づいた部分から変えていくとうまくいきます。
ある本に書いてあったこととして、「(子供が)いじめられませんように」という願い事が書かれた絵馬を見て、著者の方の胸が苦しくなったというエピソードがあります。
願い事の内容としてはいいのですが、フォーカスしているのが完全に「いじめられる」ですね。
例えば「楽しく学校生活を過ごすことができますように」と表現を変えれば楽しさにフォーカスすることができます。
もっと日常的なことであれば、家族が出かける時に「事故に気をつけてね」もあまり良くないですね。
やはり「安全」にフォーカスする表現が好ましいでしょう。
第5章 心地よい人間関係を得るための習慣
人は「自分が望む事項に目を向ける」ことで、望まないことが起こらないようになります。
とはいえ、どうしてもやってしまうのが「避けたいこと」に目を向けてしまい、さらに避けたいことに巻き込まれてしまう状況がやってくること。
しばしば引用されるマザーテレサのエピソードを思い出します。
- 「反戦集会」には行かないけれど、「平和集会」になら行くわ。
まとめ
思い切り自戒を込めて書きますが、ついつい人は過去の嫌なことや未来への不安で「今」を汚してしまいます。
意識したいスタートは、「今」何を考えているか。
本書もまた、何度も読み返して基本に立ち返るために活用する一冊になりそうです。
それではまた。