ブログの読者層を設定する最もシンプルな方法

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こんにちは。

やまざきたかし( @yamazaki_1205 )です。

マーケティングの世界でたびたび登場する“ペルソナ”という架空の人物像があります。

「たった1人」を確実に振り向かせると、100万人に届く。』という本を手にし、この“ペルソナ”について学ぼうとしたのですが、それは入り口として違っていました。

 

頑張ってペルソナを設定したにも関わらず、そのリサーチがずれていた場合、マーケティングとして残念な結果になります。

 

本書で紹介されているのは、ペルソナではなく「たった一人」。

ペルソナ設定に迷走しているブロガーさんにも役立つことでしょう。

この記事は、株式会社日本実業出版社様から書籍をご提供いただいての内容となります。

マスコミの広告宣伝のパワーが低下した

昔ながらの大量のテレビCMをきっかけにモノを買うことは、個人的にもほとんどなくなりました。

さらに、テレビCMよりも新しい分野であるYouTubeに出てくる広告も、スキップしたりすぐに表示を消したりしています。

 

やまざき
最近は、あまりにも消す手順がスムーズすぎて、契約している某スポーツチャンネルで出てきたテロップを反射的に消そうとしたこともあるよ…。

 

このような時代に、「おっ、買ってみようかな」と思うのは、SNSで流れてきた情報が多くなっています。特に、普段からおもしろい投稿やお役立ち情報をアップしている人が強くオススメしているようであれば、他の広告より圧倒的に惹きつけられますね。

 

つまり、一人に対して突き刺さった内容が、そこから四方八方に広がっていくわけです。

 

「買いたい!欲しい!」と思う起点が販売元による広告ではないんですね。

 

では、個人で文章を書いている立場ならどうでしょう。

本書の事例としては、各種のプロジェクトを企画するにあたり実在する人を喜ばせる目的として紹介されているものが多いです。

ただ、ぼくが手に取った目的に照らして、書いた文章を読んでもらうことを念頭に考えてみます。

ブログの読者層を極限までシンプルにする

得てして「人のことはよく分かるが、自分のことは分からない」ものです。

書いた文章の具体例としてはブログの文章であったり、セミナーや勉強会の告知文。

 

人様に対しては「ここをこう具体的にすればもっと刺さるな〜」と思っても、いざ自分のことになると、「多くの人に読んでほしい」と思った結果、対象者がボンヤリするという矛盾したことをしてしまったりします。

 

それならいっそのこと、実在する「たった一人」をイメージすれば、その人のために書くことができるわけですね。

 

やまざき
この文章も、当初は〇〇さんに向けて書いていたつもりが少しずつブレてきているけど、ペルソナよりは持ちこたえている気がする…。

 

ペルソナ・マーケティングとフォーカス・マーケティング

示唆に富むことが書いてあったので、引用します。

著者である阪本啓一さんについて。

たとえば、ぼくの現実のプロフィールを書いてみて、それをペルソナにしてみる。男性、54歳、大阪市北区在住、大阪大学卒業、経営コンサルタント、会社経営、海外勤務あり、年収…。ペルソナ・マーケティングがやりそうなレコメンド、つまり「ぼくが満足しそうな商品」というのは高額な海外旅行、海の近くのセカンドハウス、投資、高額な医療保険だろう。

もし、ペルソナ・マーケティングのワークショップがあれば、きっと各チームで、似たような結果になるでしょう。

 

が…!

 

しかし、ぼくがいま、一番ほしいものは、休暇である。何もしない休暇。食べたいものはお茶漬けだ。

 

「たった1人」をいかに設定するか

では、「たった1人」をいかに設定するかという問題が出てきます。

ここで紹介されているのは、2つのパターン。

  1. 自分
  2. 社会の「不」(不安、不満、不便)

共通するのは、自分自身にしろ社会にしろ誰かが持っている「不」を解消する視点です。

 

これは、ブログを書く際によく言われる「なぜ、人が検索窓にワードを入力するのか検索の意図を考えて、その悩みを解消する記事を書け」にもダイレクトにつながりそうです。これを意識して練習し続ければ、一本線の繋がった文章を書くこともできるようになるでしょう。

 

まとめ

「たった1人」に向けたマーケティング、今回は特にブログを念頭に考えてみました。

実在する人を想定するのは、「ペルソナの簡易版」として考えれらると聞いたことがあったのですが、実はもっと深い考察ができるのではないかと、今後も文章を書いていくにあたって気にしていきたいです。

それではまた。


「たった1人」を確実に振り向かせると、100万人に届く。 「市場の空席」を見つけるフォーカス・マーケティング

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