【ピンチに対応】「卒論が進まない」に一番効果のあった処方箋とは?

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こんにちは。

やまざきたかし( @yamazaki_1205 )です。

最近、所用で母校の大学に行く機会がありました。

その際、学部の建物も見てきたのですが、特に変わったところもなく、当時の記憶が色々と蘇ってきました。

大学といえば、学びの集大成として卒業論文(卒論)がありますね。

ぼくは会計学のゼミに在籍していて、4年生の時に会計関連の卒論を書くことになりました。

が…!

 

ある時「このペースじゃ間に合いそうもないな。締め切りが迫ってもできる気がしない。」と気づいたんです。

 

ただ、あることをした結果、担当教授から「着実に進めていた」とのコメントをもらえるほど、ペースアップができました。

今回は、そんな当時の出来事を振り返ってみます。

加えて、ピンチのレベルがさらに上の人向けに、いくつかの対処法をお伝えします。

「卒論が進まない」に一番効果のあった処方箋とは?

「発表のための発表」では、卒論は一文字も進まなかった

ぼくが所属していた会計学のゼミでは、3年生は会計に関するテーマを毎回扱い、4年生は各自の卒論のテーマに沿って発表をしていくスタンスで運営されていました。

やまざき
「毎回3人の発表」を順番に回していくスタイルだったよ。

ここで、冒頭の「間に合いそうもない」につながってきます。

それは、ぼくが発表する回が来ても、対処療法的に関連テーマを取り上げてその日を乗り越えることをしてきたからです。

 

すなわち、「発表のための発表」をしていたんですね。

 

事前に、教授から卒論に関する概要は聞いていたので、内容的にも文字数もまったく進んでいないのが引っかかってきました。

卒論はとにかく「文章ベース」、手を動かして進めた

そこで考えたのが、自分が発表する回を卒論の中間報告として、レジュメではなく、とにかく「文章ベース」になったものを配るというものでした。

確かに、きちんと卒論を制作していく手順を考えれば、構成を考えてから取り掛かるのがあるべき姿だと思います。

 

ただ、それによって何も進まなくなるよりは、とにかく途中からでも、つたない文章でも書こうと決めたんです。

 

“普通”はA4のレジュメ一枚程度を準備していくところ、ぼくはまとめる気ゼロで、何枚もの用紙に文章を書きなぐって臨みました。

やまざき
ゼミで使う資料は、申請をすれば無料でコピーさせてもらうことができたけど、あまりの量に怪しまれていたかもしれない…。

初めてこのやり方で臨んだ当日に他のゼミ生が見せた「こいつ、なんかめちゃくちゃ進めてるぞ…!」というリアクションはよく覚えています(笑)。

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即効性重視の卒論対策

ここまでは、ぼくの卒論執筆について書きました。

ただ、このページにたどり着いた人の中には「いや、もっとピンチなんだ!」「発表なんて別にどうでもいい」と思っている人もいるでしょう。

そこで、とにかく卒論に着手して間に合わせたい人向けの対策を追加で紹介していきます。

卒論は「対立点のあるテーマ」を選ぶ

卒論は、あなたの主張を根拠を交えて「論じる」ものです。

それならば、そもそも論じるまでもない成熟しきった分野は向きません。

 

ということで、卒論は「対立点のあるテーマ」を選びましょう。

 

これがないと、書籍からの引用をしていくだけの文章になり、進めるのが苦痛になります。

卒論の“それっぽくなる構成”をマスター

「オリジナリティのある構成と文章を」も素晴らしいのですが、時間がない場合にはとりあえずカタチにしましょう。

オリジナリティは、締め切り前に完成させて、提出までの間にやればいいのです。

ここでは、「論文っぽくなり、自分の主張を交え、しかも文字数を稼ぐことができる構成」を紹介していきます。

 

その構成は、このようなものです。

  1. 全体像
  2. 各論と対立点
  3. 主張と論拠
  4. まとめと結論

 

2と3は、各論と対立点の数だけ繰り返します。

よほど厳しいゼミの担当教授でなければ、ある程度書籍からの引用が多くなってしまうことは分かっていますし、許容します。

そもそも、出版されている本ですら巻末には大量の「参考文献」があるくらいですから。

 

そこで、前半では数冊の本から引用をしながら、全体像に触れていきましょう。

次に、各論と対立点です。

ここを複数準備することで、文字数を増やすことができます。

大学の卒業論文なら、3〜4つあれば充実したものになると言えます。

 

「この部分ではAとBの考え方がある→私こちらの説を支持する→それは、このような理由による」が基本です。

 

この流れは、法律のテキストが参考にしていることもあり、多くの人にとって書きやすさ・読みやすさの両方を満たします。

あるいは、時代背景を考えながら、あなた独自の主張があっても面白いですね。

ぼくの場合は、思い切って主張の部分を【論点】とし、本のコラムやまとめ部分のようにしました。

卒論を書く際の参考にするのは書籍が基本

最近は、ネット上の文章も多種多様で質の高いものもあります。

しかし、卒論に関しては参考となる書籍を購入することをオススメします。

検索のスキルが必要ですし、残念ながら検索上位のページが引用に耐えうるとは限りません。

確かに、専門書は高額になりがちですが、「時間を買う」ことを意識して、最低一冊は購入しましょう。

卒論執筆時の“バックアップ”を忘れずに

ここでいうバックアップには2つの意味があります。

  • ファイルの保管場所に関するバックアップ
  • 卒論の進捗に応じたバックアップ

ファイルの保管場所に関するバックアップは、使っているパソコンの他にUSBやクラウド上にとっておくという意味です。

また、究極的には定期的に印刷をして取っておくことも含まれます。

万が一パソコンに何かあった場合、そこにしかファイルがないのは絶望的ですから、面倒でも必ずやっておきましょう。

卒論の進捗に応じたものとは、数日に一回、上書きではなく新たなファイルとして残しておくというものです。

何らかの理由で、やり直したくなった場合に、以前のファイルを開くことで効率的に再スタートを切ることができる場合があるからです。

その際、「最新版」「改訂版」といったファイル名だとだんだん分からなくなってしまうので、冒頭に日付を入れるといった対策をしましょう。

卒論の冒頭を書くのは後回しでOK!

卒論はもちろん、各種の文章を書く際に悩ましいのは冒頭の書き出しです。

ここが進まないと先に行けないようではいつまでも本文に着手できません。

ですから、思い切って後回しにし、ある程度執筆が進んでから、もしくは最後に取り組んでもいい部分です。

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「卒論が進まない」に一番効果のあった処方箋・まとめ

ぼくの卒論は、ここまで紹介してきたサイクルが回り始めた結果、比較的ピンチの度合いも軽い状態で提出の直前期を迎えることができました。

あの時なりに納得のいく卒論ができたと感じています。

ブログを筆頭に文章を書く際、すぐに手が止まる今の自分にこそ必要なことかもしれない…。

そんなことを思い出した母校の大学訪問でした。

それではまた。

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