こんにちは。
やまざきたかし( @yamazaki_1205 )です。
今回は、とあるセミナーで「成功」について学んだ時、関連知識・書籍として紹介されたことを書いていきます。
それはずばり「サイコパス」!
特に、ずっとやりたいことがあるのに「他人からの目や評価を気にして自分自身にブレーキをかけている」あなたにとって役にたつでしょう。
サイコパスの印象
まず、あなたは「サイコパス」と聞いて、どんな印象を持ちますか?
- ためらいもなく人を傷つけることができる異常者
- だから自分にはその気質などない
- 人間関係としても、できれば関わることなく生きたい
しかし、オックスフォード大学実験心理学部の主任研究員であるケヴィン・ダットン氏による調査によると、実は、サイコパスは犯罪者特有のものではなく、その割合が高い職業があるとのこと。
その職業とは以下のものです。
- 最高経営責任者(CEO)
- 弁護士
- メディア関係者
- セールスマン
- 外科医
- ジャーナリスト
- 警察官
- 聖職者
- シェフ
- 公務員
これをインターネットニュースで見てから、漠然と興味を持っていました。
ただ、どれもぼく自身が従事している職業ではないので、「面白い話題」どまりだったんですね。
しかし、このケヴィン・ダットン氏による『サイコパスに学ぶ成功法則』という本に出会ってから、その考え方は変わりました。
それは…。
サイコパスの特性を適切に使えば、誰でも、より生きやすくなる!
何かをしようとするたびに起こる「こんなことをしたら人からどう思われるのだろう?」「失敗したらどうしよう?」「やっぱりやめておこう」といった雑念は、“サイコパス的になる”ことで脇に置くことができます。
つまり、サイコパスの人が強く持っている特性について、取り入れるべきは取り入れようということです。
ただ、それには前提となる知識があり、これを誤解するとおかしな方向に行ってしまいます。
このあたりを『サイコパスに学ぶ成功法則』の内容に沿って見ていきましょう。
『サイコパスに学ぶ成功法則』を活用する
サイコパスはいくつかの特性とその“程度”の組み合わせ
たいていの場合、サイコパスといえばすぐにナイフを振り回す精神異常者で、馬に振り落とされたらその馬をすぐさま殺すようなヤツだと思われている。
平気で人を傷つけたり殺してしまうような犯罪者のイメージはこれでしょう。
ただ、学問としては決してそれだけではありません。
臨床心理学におけるサイコパスは、冷酷で、恐怖心がなく、自信家で、魅力的でカリスマ性があり、衝動的で、説得がうまく、精神的に強いという一方で、良心と共感を欠いているという、そうした特性の集合体としての人格を持つ人物、ということになる。
さらに、人は「サイコパスでない・サイコパスである」の二者択一ではなく、あくまでも人格を構成する特性で成り立っていることです。
しかも、それらはダイヤルの“つまみ”で設定を調整するように、コントロールすることができるのです。
その特性とは…。
- 冷酷
- 恐怖心の欠如
- 衝動性
- 自信
- 高い集中力
- 重圧下での冷静さ
- 精神的な強さ
- 魅力
- カリスマ性
- 共感度の低さ
- 良心の欠如
調整されたダイヤルそのものに、良い悪いはなく、その場面において適切かで測られます。
例えば、どちらかといえばマイナスのイメージと言える「冷酷」さで考えてみましょう。
もしあなたが病気になって手術しないといけない状況になったとします。
この時、「冷酷」さという特性がゼロに近い執刀医だったらどうか?
あなたの大変さに想いをめぐらし、体にメスを入れることを躊躇していては、あなたの命が危ないですよね。
この時、執刀医には適切なレベルの「冷酷」さが絶対に必要なのです。
成功する「よいサイコパス」になるための七大行動原則
サイコパスの特性は二者択一ではないことが分かりました。
これはまだ前提知識です。
あなたの考える成功に必要な特性を持ちながら、かつ社会的にも受け入れられるレベルを保つために、七大行動原則なるものが紹介されています。
これを見ながら、必要なタイミングでアクセルを踏める成功者へ変身してしまいましょう。
- 実行あるのみ
- ここぞというときに、やり遂げる
- 自分に正直になる
- 説得の黒帯になる
- 我関せずで怒りを抑える
- いまを生きる
- 感情に流されずに行動する
冒頭に書いたサイコパスのイメージとはつながりにくい内容が列挙されています。
この項目と詳細な説明を読んで、特に印象的な部分かつ「前提はいいとして、じゃあ、実際のところ何をすればいいのよ?」の答えになる得る部分はコチラ。
- 1.の「実行あるのみ」に関連し、「先延ばし」が人生の成功を遠ざける
- 5-7に関連して、利益に追求するために行動し、プライドに左右されない
- 6の「いまを生きる」に関連し、マインドフルネスの話題が出てきた
過去や未来にとらわれず「いまを生きる」というのは、自己啓発の王道ですね。
あくまでもイメージではありますが、不快なことに対して暴力で解決してしまうと思っていたので、意外に思いました。
極め付けは「マインドフルネス」の登場です。
このあたりは本書『サイコパスに学ぶ成功法則』を読んでのお楽しみということで。
『サイコパスに学ぶ成功法則』より、すぐに使えるテクニック
テクニック的なお話もたくさんあった中で、すぐにできそうな部分をひとつ。
ぼく自身、「いまを生きる」について、「そうは言っても後悔や不安がつきまとうし、どうすればいいのかなぁ?」という思いがありました。
これについて、ノートにメモした部分があります。
「いまを生きる」には初心に帰ることが必要。
そのためには、これをやるのが効果的とのことです。
禅の高僧やサイコパスだけに可能なものでない。私たちすべてが持ち得る精神状態だ。しかも驚くほど簡単に…ある非常にシンプルな作業を自分に課すだけでよい。それは、あなたがどんな状況にあっても、ただ、“新たな発見をしようとする”ことだ。
サイコパスを題材にしている意味で、切り口こそ多くの自己啓発書とは違いますが、その根本は同じなんだな…と感じます。
定期的に読み返している本としてオススメしますので、ぜひ手に取ってほしいです。
それではまた。