怒りをコントロールすることは、人生をコントロールすることだった

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こんにちは。

やまざきたかし( @yamazaki_1205 )です。

人間が持っている喜怒哀楽の感情の中で、使い方しだいでは一発で人生を台無しにする可能性がある「怒り」。

わたし自身、さすがに10代の頃のような攻撃性を直接表に出すことはなくなった(と思う)のですが、いつ何があるか分かりません。

 

今回は、アンガーマネジメントの解説した書籍『怒りを味方につける9つの習慣』を取り上げます。

 

著者の瀬戸口仁さんはプロスポーツ選手の取材経験が長いこともあり、直接聞いた内容も含めたエピソードが豊富です。

それらは、プロスポーツ選手として活動している人以外にも応用できる内容でしょう。

※本記事は、株式会社日本実業出版社様から書籍をご提供いただいての内容となります。

『怒りを味方につける9つの習慣』の内容

怒りを味方につける9つの習慣』では、以下の構成でアンガーマネジメントの基礎を学ぶことができます。

  • Prologue なぜ、怒りをコントロールする技術が生まれたのか
  • PART1 怒りの正体を見極める!
  • PART2 怒りを消す、鎮める!
  • PART3 怒りを味方につける!
  • PART4 怒りを生かす人になる!

冒頭で触れられていたのが、アンガーマネジメントは介護の世界で生まれたことです。

そのノウハウがビジネスや学校、スポーツ界といった多様なところに広まったとのこと。

わたし自身、その業界で働いたことはなくても、強いストレスに晒されるのは容易に想像できます。

怒りを人生の燃料として使う

今回、『怒りを味方につける9つの習慣』を読むにあたっては、目次と内容を読む前から普段より内容を予測しながら進めてみることをしました。

その中でも、個人的な願望も含めて「怒りを“抑える”ことに偏った内容でないといいなぁ」と思っていた部分があります。

 

というのも、怒りの感情を上手く使うことで強烈な威力を誇る燃料になる経験を持っているから。

 

ドラゴンボールにおけるベジータが使っていた、自分に対するものもきっと含まれるのでしょうか。

幸い、冒頭から

アンガーマネジメントは「怒り」を否定してるわけではありません。

の一文があり、安心した次第です。

「解決志向」で怒りをコントロールする

PART1から3までの内容は、主に「カッとなって衝動的な行動をしてしまう」ことを防ぐのに役に立つテクニックです。

一方、わたしにとって一番印象的だったのがPART4の内容。

特に

アンガーマネジメントにおいて、「コントロールできること(もの)」と「コントロールできないこと(もの)」の仕分けは何よりも大事なことの一つです。

と指摘があるのが個人的なハイライトとなりました。

代表的なものとして、

  • 過去→後悔
  • 未来→不安と心配

はコントロールできないものです。

それでも、多くの人はコントロールできないことに苦しんでいるわけですね(書いていながら耳が痛い)。

途中、元プロ野球選手の松井秀喜さんに関するエピソードが複数出てきます。

中でも、守備で左手首を骨折してしまった後に著者の瀬戸口仁さんに話した「コントロールできること(もの)」に集中する考え方は、ぜひ本書を手にとって確認してほしいです。

怒りをコントロールすることは、人生をコントローすることだった・まとめ

怒りを味方につける9つの習慣』から、主に怒りの感情を利用する部分にフォーカスしてその内容を取り上げてみました。

もちろん、「カッとなりやすい」のを何とかしたい人に有効なノウハウも豊富に書かれています。

キーワードは「6秒」「三重丸(べきの境界線)」「分かれ道」です。

それではまた。

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