「ブレイクスルー思考」って、言葉の響きよりシンプルなものかもしれない

スポンサーリンク



こんにちは。

やまざき( @yamazaki_1205 )です。

子供の頃、勉強をする心構えとして「暗記だけではダメ」「しっかり理解をするようにしよう」と教えられてきた人は多いでしょう。

大人になっても、「仕事の本質」について考えるよう言われたことがある人もいるはずです。

ただ、具体的にどんなことを意識すればいいのかは個々に任されており、あやふやなまま今にいたることも多いのではないでしょうか。

そんな中、具体例を交え“可視化”するヒントを与えてくれる書籍と出会うことができました。

ブレイクスルー思考トレーニング』です。

本書の概要とポイント、そして読むことが“フック”となって蘇ってきた体験を紹介していきます。

※本記事は株式会社日本実業出版社様から書籍をご提供いただいての内容となります。

『ブレクスルー思考トレーニング』の概要

ブレイクスルー思考トレーニング』は、ブレイクスルー思考の基礎となる「選択力」の解説と、飛躍のための「スマートルート」を解説するパートで構成されています。

『ブレクスルー思考トレーニング』の目次

その具体的な項目として、以下のような目次となっています。

第I部「すごい結果」を生み出すための3つの選択力

  • 第1の選択力 セルフメイド選択
  • 第2の選択力 目的情報選択
  • 第3の選択力 ズームアウト選択

第II部「飛躍」を実現させる4つのスマートルート

  • 1番目のわかれ道 参画ルート
  • 2番目のわかれ道 根本ルート
  • 3番目のわかれ道 未来ルート
  • 4番目のわかれ道 フレッシュルート

「事例→解説→図解(によるまとめ)」の順番になっていますので、よほどピンポイントな目的を持って読む場合以外、順番に読み進めていくのがセオリーとなるでしょう。

また、「ブレイクスルー思考」という特別感のある響きとは裏腹に、取り組み自体を継続的に行えば“特別な”才能・知識・体験は必要ないと感じさせてくれる点で、背中を押してくれる側面もあります。

『ブレクスルー思考トレーニング』のポイント

「目的(の目的)を考える」「場の設定」が繰り返し指摘されているポイントになります。

後半のスマートルートについては、前半の選択力がベースとなっていますので、まずは前半を理解するのが重要です。

一人で本を読んでいると少し面倒に感じる「事例の答えを自分で考えて、メモしておく」「答え合わせをする」ことも、ぜひやってみてほしいです(私はやってみました)。

「手段が目的化している」と感じた出来事

ブレイクスルー思考トレーニング』を読みながら、思い出した出来事があります。

本当に「目的」やその先にある「目的の目的」まで考えていれば出てこないであろう発想の接客について。

おそらくは本社(本部)からの指示でやらされていたのでしょうが、なかなかの事例かと思いますので書き残しておきます(愚痴あり)。

リピーターになってもらうための「囲い込み」が目的化した話

以前利用していた男性用のシャツとネクタイを専門とするお店での出来事です。

質や値段、プラス立地の面で特に不満はなく、何度か買い物をしていました。

しかし、一度メーバーズカードを作ってから、再度買い物をした時に事件( ? )が起こります。

会計時に、当社から送っているメール(メルマガ)が届いているか確認したいので携帯(スマホ)の画面を見せるよう要求されたんですね。

そんなことを言われたことは初めて。

思わぬ要求に多少同様しつつ、その場を何とか切り抜けた( ? )のですが、このやり取りを行くたびにするのかと思っていたら、完全に足が遠のく結果になりました。

店側としてはセールの案内等が確実に読まれるよう取り組み、商機の拡大を図りたいところでしょう。

それが逆効果になることに思いを巡らせず、おかしな頑張りをしてしまうのにはどんな原因が潜んでいるのでしょうか。

他人事だから分かること・自分ごとだと分からないこと

モノを買う際、あるいはサービスを受ける際に「客として最高の満足を得たい」「目一杯付加価値を受け取りたい」なんてことを考えていたら、まともに生活なんてできないですよね。

よほどこだわりのあること以外なら「致命的な不満足がない」で充分リピーターになったりもします。

ただでさえ、人は変化を面倒に感じる性質を持っています。

「いつものモノ」「いつものサービス」で満足な分野もたくさんあるはず。

にもかかわらず、「客にメールを何としても読ませたい」「意地でも囲い込みたい」が目的化してしまい、完全なリピーターだった人間が(少なくとも一人は)離れたわけです。

すなわち、「目的の目的」まで掘り下げて施策を打つことが重要。

さも分かったように書いてしまったものの、結局は“他人事”だから感じることだったのかもしれません。

すなわち、自分のことになれば目的と手段がごちゃごちゃになって放置された分野があるということです。

なかなか難しいことではあるものの、今より自分のことを客観視するきっかけにしたいと感じました。

『ブレイクスルー思考トレーニング』のマインドマップ(図解? )

ブレイクスルー思考トレーニング』をマインドマップにしてみました。

本書の中で既に図になっている部分を、位置関係に注意しながら紙一枚にまとめています。

どこから見ても、「大事なのは目的を考えること」という内容を切り口を変えて表現できているのではと思っています。

「ブレイクスルー思考」って、言葉の響きよりシンプルなものかもしれない・まとめ

ブレイクスルー思考トレーニング』について、本書の概要とポイント、そして読むことが“フック”となって蘇ってきた体験を紹介してきました。

「目的(の目的)を考える」「場の設定」といった大切なことに意識を巡らせ、行動することとのバランスを図るよう、今個人的に取り組んでいることの飛躍を目指していきます。

それではまた。

スポンサーリンク