こんにちは。
やまざきたかし( @yamazaki_1205 )です。
クラウドソーソングを利用しているWebライター向けの『頑張っているのに稼げない現役Webライターが毎月20万円以上稼げるようになるための強化書』を読みました。
この記事を書いている今日現在、このようなサービスを利用してライティングをしたことはないのですが、「文章を書く」ことにおいて有益な情報が詰まっており、とても勉強になります。
ぼく自身、特に本書の中で繰り返し登場する「クライアントの意図を汲む」点について、つい自分目線で全てを終わらせようとする傾向があります。
きっと職人気質でライティングの能力を磨くのは頑張っても、それ以外の部分を疎かにしてしまうライターさんも多いのでは?と想像しているところ。
ということで、『頑張っているのに稼げない現役Webライターが毎月20万円以上稼げるようになるための強化書』を読んで感じたことを書いていきます。
今回は、株式会社秀和システム様より書籍をご提供いただいての記事となります。
頑張っているのに稼げない現役Webライターが毎月20万円以上稼げるようになるための強化書
著者・吉見夏実さんについて
1984年京都市生まれ。 小学校教員を目指して大阪教育大学に進学するも中退。その後保険会社や美容業界で働くが、2012年にたまたま登録したランサーズでWebライターを始めると4か月で月収20万円稼げるように。その後も月収が上がり続け、Webライターとして生計を立てる決意をする。ランサーズ「Lancer of the Year 2015」でママランサー賞受賞。現在はwebライティングやクラウドソーシングを活用した新しい働き方について講演するセミナー講師としても活動中。
吉見夏実さんの簡略プロフィールページからの引用です。
「※引用OK」とのことで、躊躇なく引用(なるほど、こうするのか…)。
セミナー講師としてもご活躍とのことですが、ツイッターを拝見する限り、むしろメインとしてそちらの分野にシフトされているところでしょうか。
2017年の9月には、出版記念セミナーも開催されるので、非常に楽しみです。
すべては「クライアントの意図を汲む」ことから
セルフブランディングだってクライアントのためになる
セルフブランディングという話をすると「そんな小賢しいことをするのはちょっと……」と難色を示す人が多いですが、ブランディングをしないというのはある意味、クライアントにとっても損失になるといえます。
謙虚であることは、特に日本人の美点かもしれません。
しかし、ことあらゆる媒体のプロフィールや自己紹介において、目の前の人が求めるスキルをあなたが持っているにもかかわらず、それを隠してしまうのは双方にとってもったいないことです。
自分のためだと思うとためらってしまうのなら、「いやいや、これはクライアントに有益な情報を提供するためにやっているんだ」と思えばいいのですね。
一歩先へ行くために「クライアントの意図を汲む」
クライアントからはマニュアルや記事テーマ、キーワードなどを渡されます。指示内容をきちんと把握して、言われたとおりに正しく書くのがライターの仕事です。しかし、稼げるライターはもう一歩踏み込んで「クライアントの意図を汲む」ということをしているものです。
ぼくたちがインターネット検索をして何かの記事を読む際は、何らかの意図を持って行いますね。
疑問を解決したいと考えるシーンを思い浮かべれば分りやすいでしょう。
本文に登場する例がとても分かりやすいので目を通してほしいのですが、クライアントから請け負って文章を書く場合でも、当該クライアントの意図を汲むことによって記事の方向性が全く違ってきます。
できるだけ多くの人に伝えたいと思うあまり、かえって誰にも伝わりそうにない長文かつ迷走したブログ記事を書いた経験があるので、非常に耳が痛いです(笑)。
これにも関連して、「たった1人のために書く」という、いわゆる“ペルソナ”に関しての解説もあるので、ぜひ目を通してほしいところです。
「振り返り」が仕事の質を上げる
自分の原稿がどのように編集され、どのように掲載されたのか、必ずチェックするようにしましょう。
個人のブログであれば、自分の“カラー”で書いて何ら問題はありません。
後で見返したとに、稚拙な文章が恥ずかしいのであれば、それはその時にリライトすればいいわけです。
一方、記事を請け負った場合は、様々な事情で修正が加えられることがあるようです。
「全体に表現が簡素になっている」「口語的な表現がなくなっている」といった、メディアとしての統一感を出すための修正は、一々修正依頼が来るわけではないようなので、後でライターが確認するしかないのですね。
「クライアントの意図を汲む」ことを考えれば、継続して仕事を請け負う際、文体その他の細部を調整した上で納品されれば、クライアントの立場として有り難いのは想像できます。
まとめ
『頑張っているのに稼げない現役Webライターが毎月20万円以上稼げるようになるための強化書』を読んで、特に「クライアントの意図を汲む」ことに関連する部分に触れていきました。
他にも、Webライターが仕事をしていく上での留意点が網羅的に解説されていますし、Webライターではないブロガーにとっても役立つ心構えやTipsも取り上げられていますので、ぜひ手にとってほしいです。
それではまた。