こんにちは。
やまざきたかし( @yamazaki_1205 )です。
自分でブログを書く人に聞いてみたいことがあります。
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「ブログを書く前と後で、何か変わったことはありますか?」
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ぼくの場合、変わったことといえば、関連情報がどんどん入ってくるようになったことです。
例えば、このような内容が挙げられます。
- ライティング術
- ネタ探しの方法
- 文章の構成法
- 目を引くアイキャッチ作成
- クリックされるタイトル
ツイッターのタイムラインを少し見るだけでもどんどん記事の紹介情報が来ますし、フェイスブックでも状況は同じ。
しかも、みんないいことを書いています。
取って置きなくなるんですよね…。
とはいえ、似ている部分も当然出てきますし、そもそも情報過多かなと思うことはありませんか?
そんなところに新たな情報を今回は提供するわけですが、少し視点を変えて、「読み物としても面白く、しかもタメになる」本を紹介します。
荒木飛呂彦さんが「企業秘密を公にした」本
その本は、『荒木飛呂彦の漫画術』です。
帯には本文からの引用で「企業秘密を公にするのですから、僕にとっては、正直、不利益な本なのです」のキャチが踊っています。
その企業秘密を伝える対象は、「読んで本当に漫画家になるのは数人かもしれないし、もしかしたら、たったひとりいるかどうか」の人です。
いわゆるペルソナをしぼっての本が、今後漫画家になることはないであろうファンも手に取ったことを自分で立証してしまいました。
構成はこのようになっています。
- 第一章 導入の描き方
- 第二章 押さえておきたい漫画の「基本四大構造」
- 第三章 キャラクターの作り方
- 第四章 ストーリーの作り方
- 第五章 絵がすべてを表現する
- 第六章 漫画の「世界観」とは何か
- 第七章 すべての要素は「テーマ」につながる
この中で、とくにブログ運営にも通じる部分をピックアップして紹介していきます。
『荒木飛呂彦の漫画術』を勝手にブログに活かしたい
「売れるテーマ」から考えるのは間違い
「テーマ」はあくまで自分の人生に沿っていることが重要です。「テーマ」を決めるときに絶対やってはいけないのは、自分ではたいして興味がないのに、世間に合わせて「テーマ」を設定するやり方です。(中略)ブームが去ったとき、元々興味がなかったのですから、「自分はなんでこれを描いているんだろう」という壁にぶつかってしまいます。
ブログを書いていれば、程度の差はあれPV(閲覧)数は気になるものです。
確かに、「これが!?」と思う記事がよく読まれ、一番興味・関心のある渾身の記事は微妙だと悲しいですね。
とはいえ、渾身の記事を書くことができるテーマを大切にしないと、そもそも続けていくのが苦しくなってしまいます。
最初の1ページをめくらせろ!
この1ページ目に入れ込む要素は様々ですが、どこかで見たことがあるような、他人と同じものを描いたら、編集者も読者もページをめくってもくれないわけで、そこをまずどうにかしなければなりません。
「最初の1ページ」の重要性については、かなり強調されています。
漫画の厳しさとして、持ち込みの際に、編集者が2ページから先を見ずに原稿を封筒に戻してしまうことがあるそう。
そうなると、いかに「この先を読みたい」と思ってもらえるかが勝負となるわけで、必然的に力が入るわけです。
ブログなら勝手にアップはできますが、クリックをしてもらうためには、タイトルやアイキャッチが重要になりますね。
これが漫画の「基本四大構造」だ
実際に漫画を描くとき、常に頭に入れておくべきこと、それは、僕が漫画の「基本四大構造」と呼ぶ図式です。
重要な順に、このような項目が挙げられています。
- キャラクター
- ストーリー
- 世界観
- テーマ
絵が主要な表現となる漫画と、文章が主要な表現となるブログの違いはありますが、見せ方の手法として複数の項目が出てきます。
ですから、漫画とブログでどこがどう対応するか?というより、「これらは独立して存在するのではなく、互いに深く影響を及ぼしあっている」ことが重要だと言えるでしょう。
ネタ探しに大事なのは「自分と違う意見に興味を持つ」
いつも自分の周りで見聞きしたことで「おもしろいな」と思ったことをメモしておき、アイディアノートにまとめる習慣を続けています。
大きく分けると、「おもしろい」と思ってメモする内容は三つに分けられます。①自分がよいと思ったこと②自分とは違う意見や疑問に思う出来事、理解できない人③怖い出来事や笑える出来事、トラウマになりそうな出来事
ここで共通して挙げられていたのが、「なぜそう思ったのか?」を分析すること。
共感できた場合でも、たとえ不快に思った場合でも、この点を意識することでアイディアになるのがポイントです。
まとめ
『荒木飛呂彦の漫画術』より、ブログ運営にも活かすことができそうな部分をピックアップして紹介しました。
「人気漫画を続けるにはここまでやっているのか…」と少しクラクラするほどのこだわりを垣間見ることができる本です。
特に、かつての「ジャンプ黄金期」知る人にとっては、色々と興味深いエピソードもあるので、ぜひ手に取ってほしいです。
少し気合いの入りすぎたマインドマップによるまとめも置いておきます。
それではまた。