こんにちは。
やまざきたかし( @yamazaki_1205 )です。
あなたは、学校のテストや資格試験対策としての勉強をするにあたって、「理解と記憶」の問題に直面したことはありませんか?
ぼくも、各種の勉強をしてきた経験から、この問題について考えることがありました。
しかし、結局「何となく」で済ませてしまい、「頑張って暗記しよう」の道を歩んでしまったんです。
今、何かの「合格」を目指すことはしていませんが、大人になってから勉強の仕方について知ることになった内容があるので、今回はそれに触れていきたいと思います。
理解と記憶は学びの両輪
学習における永遠のテーマとして、「理解と記憶のどちらが大事?」という話があります。
立場上「理解が大事」と言わないと収まりの悪い人はともかく、結局のところ「理解と記憶は学びの両輪」です。
理解と記憶を強化する方法
結果が分かっている記憶のテスト
ぼくが受講したマインドマップのインストラクター研修で、次のような記憶のテストが行われました。
- 次々に単語が読み上げられ、それを聞きながら覚える
- 順番通りにできるだけ多くの単語を挙げる
例えば、このような感じで行われます。
研修時、トニー・ブザン氏がニヤッと笑って「もうみんながどれを挙げることができて、どれを挙げることができないか分かっている。」と話していたんですね。
それは、このような傾向で、実際ぼくも当てはまりました。
- リストの最初のほうの単語は覚えている(平均的には7番目まで)
- リストの終わりか、終わりから2番目までの単語は覚えている
- 2回以上出てくる単語の大部分は覚えている
- 目立つ単語や熟語は覚えている(今回はモハメドアリ)
- 中盤に出てくる単語は、あまり覚えられない
人間が持っている「記憶の原則」
ここから読み取れるのは、人間が持っている「記憶の原則」です。
書籍『マインドマップ記憶術』の中では、以下のように紹介されています。
原則1 「最初」は記憶しやすい
原則2 「最後」も記憶しやすい
原則3 「ユニークなもの、目立つもの」は記憶しやすい
原則4 「繰り返したこと」は記憶しやすい
原則5 学習の中盤で学ぶことは記憶しやすい
原則6 関心の高いことは記憶しやすい
勉強をする時は、この原則を覚えるというより、この内容を反映することができるような仕組みを作っておくといいでしょう。
- ぶっ通しで勉強するよりも、短い休憩をこまめに取る
- テキストやノートの大事な部分を強調する
- 一つの箇所に固執しすぎず、「回転数」を増やす
「想起」ができるか?で理解の度合いがチェック
想起とは、脳の中に保持している記憶を取り出すことです。
これは「アウトプットができるか?」をチェックすれば、すぐに分かります。
何となく覚えただけでは、人に説明ができません。
人に説明する環境ができなくても、「紙に書き出す」「録音をする」など、ごまかしのきかないアウトプットができれば、十分に想起の練習はできます。
まとめ
記憶の原則を反映させた仕組みを作り、適時「想起」をする機会を作れば、学習の環境として申し分ないでしょう。
それではまた。